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この度日経ニュースに酒房まついが掲載されましたので、お知らせ致します。
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JR大阪環状線、JR東西線、京阪電車が交差する京橋駅は、大阪市のキタ(梅田周辺)やミナミ(難波周辺)とは違った独特の雰囲気を持つ繁華街だ。
ディープな立ち飲み屋街や商業施設が、駅から各方角に広がる。
最近はオシャレな飲食店も増え、老若男女問わず多くの人々でにぎわう。
JR京橋駅北口を降り立つとすぐ、立ち飲み屋が雑然と居並ぶ。揚げ物の匂いに誘われ、北口近くの「酒房まつい」に入った。串カツとサラダを注文し、ビールと一緒にいただく。
客がひっきりなしに入れ代わり立ち代わりし、新しい客が来れば全員が少しずつ詰めて隙間を作り出す。肩が触れ合うほどの近さが心地よい。
メニューに記された「おでんの出汁(だし)割り」が気になっていると、常連客の飯田光徳さんが「まず熱かんを頼んで、3分の1くらい残して、おでん出汁で割るんよ」と教えてくれた。
週1回は京橋で飲み歩くという飯田さんは、公務員を定年退職し、今は執筆業などをしているそうだ。こちらが新聞記者だと明かすと「物書きってのも大変やでなァ」。
まるで旧知の仲のように会話ができるのも立ち飲みの醍醐味だ。
「酒房まつい」の統括店長、高松裕二郎さんによると「この店が創業した戦後まもない頃は、近くに路面電車が走っていたと聞く。相変わらず変化しないエリアもあるが、街並みはどんどん変わっている」。